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- 当院のこだわり
患者様が納得し、快く治療に取り組める環境を提供すること。そこは妥協したくないところだと思っています。
患者様が前向きに取り組める診療を心がけ、特に呼吸器疾患の方は、初診での説明にしっかりと時間をかけています。また生活指導は、モチベーションが高まるよう目標を定め、より少ないお薬での治療を目指します。
初診の方に対して配慮していること
患者様にはきちんと病状を理解していただき、納得いただいたうえで提案した治療法を選択していただきたいと考えています。そのため、初診の際に説明にかける時間は妥協したくないと思っています。
特に呼吸器疾患の方は、咳が止まらないなど、つらい症状で来られる方が多くみられます。さまざまな治療を試みても、なかなかよくならず、県南など遠方から来られる方もいます。症状やこれまでの治療の経緯などをしっかりお聞きしたうえで検査を行う必要があるので、20分ぐらいは、時間をとるようにしています。
同じような症状でもさまざまな病気があるため、検査結果を含めて診断いたします。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は息切れ・息苦しさ、痰のからみなどの症状が現れ、喫煙者がかかる病気と思われがちですが、実は喫煙者でなくとも、受動喫煙や大気汚染、職業的な塵埃、化学物質など、COPDを引き起こす要素はさまざまです。
また、COPDだと思っていたら喘息だった、あるいはその逆というように、似たような症状でも別の疾患というケースもあります。女性の場合ですと、膠原病などの症状が呼吸器に現れることもあります。当院では、患者様が訴える症状と、レントゲン検査、呼吸機能検査などの結果とを総合的にみたうえで診断をつけるよう心がけています。
喘息は予防と治療の観点から継続的にコントロールすることが大切です。
喘息の患者様は、一度症状がおさまっても、大なり小なり、気管支はつねに炎症を起こしている状態にあります。そのため定期的に吸入などを行うことが大切なのですが、症状が出た時だけ受診し、咳や息苦しさがおさまると、治療を中断してしまう方も多くみられます。
炎症が長く続くとお薬が作用しにくくなってしまいますので、重い発作の予防対策としても、患者様とうまくコミュニケーションをとりながら、無理なく治療を継続していただけるよう努めています。
体重や血圧は毎日測り、目標を決めて生活習慣を改善していくことが大事だと思います。
生活習慣病の治療は、目標を決めて治療への意欲を高めることが重要です。間食やお酒を控え、運動をしましょうと言っても、なかなか実践は難しいものですが、目標を決めて体重や血圧を毎日測定することで数値の改善が実感でき、前向きに治療を継続できると考えます。
また、お薬で数値が改善されては、油断して、よくない生活習慣に戻ってしまうという悪循環を防ぐため、できるだけ少ないお薬で治療する方針です。さらに、ご高齢の方は認知症、独居、老老介護などで、飲み忘れの管理などが難しい方もいらっしゃいますし、お薬を一つ増やすだけでも、経済的負担もかかるかと思います。ですので、さまざまな状況に配慮した診療を心がけてまいります。
バリアフリー設計で床は滑りにくいよう管理。リハビリ機器もお使いいただけます。
院内は段差のないバリアフリー設計にし、杖をついている方でも転倒しにくいよう、隔月でワックスがけをして滑りにくい状態をキープしています。
また、来院された方が、診療のついでにご使用いただけるよう、マイクロ波治療器、マッサージ器、ローラーベッドなどのリハビリ機器も設置しています。腰痛や肩こりの緩和、血行改善、リラックスのためなど、ぜひお気軽にお使いください。
快く診療を受けていただくために、スタッフ一同、接遇の仕方に工夫しています。
もともと通院されている方には気さくに親しみを込めて、初診の方には丁寧にわかりやすく。どのような患者様でも快く受診していただけるよう、スタッフ一同、定期的に接遇のセミナーを受講し、マナーの向上を心がけています。
そのほか、院内感染の予防、待ち時間の軽減なども含めて、勉強会などで日々学びながら、患者様に寄り添った環境作りに努めてまいります。